「自然保育のっぱら」は飯田市の森のようちえんです。
野あそびを取り入れた野外保育を行っています。

自然保育のっぱらには2歳児~5歳児の子供たちが、飯田市はもちろん飯田下伊那地区全域から元気に通っています。「生きる力を育む。1人1人が輝いて自分自身を生きる」「しぜんあそびを通して柔らかくたくましい体と心を育てる」「子どもの育ちを通して保護者、保育士が共に学び成長し合う」を理念に掲げ、地域・周囲の方々の力を借りながら共に力を合わせて子育ち、子育てを心から楽しんでいます。そして、私たち大人も子供と共に成長することを目指しています。

お客様が来る秋の日。テーブルを飾るドングリや草花を集めに山の中へ。もちろん保育士同伴ですが慣れた山ということもあり、力強く自分の足でしっかりと歩きます。

竹を切ってお皿づくり。保育園児がしっかりとノコギリを使います。最初からできたわけではないですが、出来るようになりたくてあきらめずにチャレンジしました。友達同士で話し合いをしつつ作業を進めています。


2015年度「飯田市起業家ビジネスコンペティション」に採択されました

自然保育のっぱらは、飯田市の地域活性化の取り組み「飯田市起業家ビジネスコンペティション」に採択されました。飯田市の特色ある有望な事業プランを持つ起業家を発掘し、当地域の経済団体、行政等が一丸となって、事業化および事業の成長をサポートするのを目的としたコンペでプレゼンをし、最優秀賞をいただいたことにより、飯田市のバックアップをいただけることになりました。
>>飯田市公式サイトによる発表「飯田市起業家ビジネスプランコンペの大賞が決定しました!」


自然保育のっぱら
自然保育のっぱら

仲間からもらった優しさ~お弁当の忘れ物~

2017/10/11

ある日ののっぱらでの話

 

お弁当忘れたぁ〜!!!

 

その子は

その子は

気付いた!

 

リュックに自分が入れるのを忘れた事を!

忘れたBくん困って立ち尽くす

Bくんは泣かない
だって自分が忘れたから

どうしたらよいのか考えた

 

意を決してAちゃんの前

お弁当忘れちゃったから・・・ください

 

いいよ!一緒に食べようか!

 

それを聞いていたのっぱらさんたち

1人だけあげたらその子のお弁当が少なくなって2人ともお腹空いちゃうんじゃない?

 

Bくん

・・・我慢する

 

 

えっ!?我慢?

 

大変!!

お弁当食べないで我慢するなんて!!

 

みんなその時点で
自分のお弁当を開いて準備はオッケー!
いつでも食べれます

だけどBくんを置いて食べる事はしなかった

 

そこから話し合い

 

我慢したらお腹が空いて倒れちゃう

我慢しない方がいいと思う

みんなで少しずつ分けたらいっぱいになるんじゃない?

あれ?Bくん何も話してないね

Bくんはどうしたいの?

 

 

黙って聞いていたBくん
Bくんは本当は食べたい
自分がどうすれば良いのか分かっていた

みんなもBくんの気持ちが分かっていて
言うことをただ待つ

 

もうさ、お腹空いたし食べてもいいんじゃない?と大人

 

えっ!?

待つよ!

待つに決まってるでしょ!!

 

当たり前の事をなんで聞くの?
と言った感じの子どもたち

誰もお弁当を食べようとしない

Bくんがどうしたいのか?

Bくんが自分で考えて答えを出すのを待っている
そう、心はBくんと共にある

みんなは仲間の事を信じている
Bくんが自分で自分の事を乗り越えるって
信じている

 

 

 

長い

 

長い

 

長〜い時間

 

 

Bくん
みんなにお願いする事とても勇気がいる

みんなはそれも分かってる
だから待てる

勇気を出して
みんなに言葉を発するのを待っている

 

Bくんこちらに歩み寄る

 

あの〜

     お弁当忘れたからください!!

 

待ってました〜!!!

 

蓋をお皿代わりに出す子

スプーンを差し出す子

 

その蓋の上に

ご飯、パン、おかずたくさんのものが

あっという間に並ぶ

 

愛情たっぷり
たくさんのみんなからのお弁当

 

その後、何事もなかったかのように
お弁当を食べ始める子どもたち

 

 

ただ1人

ただ1人

 

食べられない子がいた

 

Bくんだ!!

 

みんなからのお弁当を眺める

 

いつもよりも量が多めのお弁当

みんなからの思いがいっぱいのお弁当

 

胸がいっぱいで

胸がいっぱいで

嬉しすぎて

嬉しすぎて

 

食べられない

 

5分は経ったかな?

 

やっと

やっと一口パクっ!!

 

どんなに美味しいだろうか?

どんなに嬉しいだろうか?

どんなにあったかいだろうか?

 

 

Bくんがもらったものはお弁当だけど
それだけじゃない

 

 

みんなから優しさをもらった本当の優しさ

 

自分が勇気を出して一歩踏み出すのを
信じて待ってもらった事

みんなの優しさがあったから
自分で乗り越えた

 

 

その優しさは

心をあったかくした

嬉しさでいっぱいにした

 

そして、勇気をくれた

 

 

☆お弁当が嬉しすぎたBくんの動画はこちら

DSCN4145

 

 


のっぱらを卒園して学校で感じた事

2017/08/12

夏休みになりました
のっぱらの子どもたちもスイッチオフにしてゆっくりしている事でしょう!

 

先日、のっぱらを卒園して1年生になった子と話をする機会がありました

 

のっぱらを卒園して学校で何を感じているのか?
聞いてみました

 

友だちできたよ

お友だちはのっぱらの友だちとなんか違うんだよね

 

席の近くの子が

ちょっかい出してくるの

私が嫌だからやめてくれる?

って言っても何回お願いしても

やめてくれない

 

だけど先生に言われるとやめる

だから、なんでかなぁと思って

どうして先生に言われるとやめるの?

って聞いたら

先生に怒られるから

って言ってた

自分の事なのに

自分で止められないんだよね

(怒られるから止める、自分で自分の行動をコントロール出来ないことにびっくりしている)

 

クーピーを自分で折って

ほら!折れたよ!!

見て!

っていう子がいる

不思議なんだよね!

クーピーを自分で折ったのをなんでみせるんだろう?

(注目を浴びるためにしている行為に対してなぜそのような事をするのか?不思議でたまらない様子)

 

こうしたらこうしてあげる!

っていう言い方する子結構いるの

普通にお願いしたらいいのになぁって思う

(条件付きでお願いしたりする事、賞罰で育っている子どもは相手を思い通りに動かそうと飴やむちを使う。そんな事はなくても人は自分の意思で動ける事を知っている)

 

色んな子がいるけど

のっぱらの友だちみたいな子は1人もいない

 

学校の先生はのっぱらの先生と違うんだ

 

ケンカとかあると気持ちを聞くときもあるけど

聞かないでごめんなさいを言わせておしまい

 

子どもの事なのに解決するのは全部先生

(のっぱらではケンカなどトラブルがあれば自分たちの事だし、仲間の事だから話し合いで解決していたので、先生がジャッジし本当の解決ではない方法で済ませるのが不思議でたまらない)

 

生活の時間は先生が

ああしなさい

こうしなさい

っていうからつまらないと思う時がある

自分で考えてやりたいんだ

(のっぱらでは指示命令ではなく自分を考えて行動していたので自分で考えたいという気持ちが出てきた)

 

のっぱらの話し合いとかで

疲れるのは気持ちいい疲れる

学校のは気持ち良くない疲れる

 

学校は話し合いなんてないし

自分で自分の事考えたりとかしない

先生は

やることを全部言うし

子どもの事を解決するのは先生

楽だけど

う~ん

 

これって優しいのかなぁ?

 

普通の保育園とか幼稚園って

学校の先生とおんなじ気がする

 

のっぱらの先生は

自分の事だよね?

って言って助けない

自分の事は自分で助ける

 

どっちが優しいのかなぁ?

 

でも、のっぱらの方が絶対に自分のためだよね

 

 

4月から4ヶ月経ち
新しい環境に必死でなれようと頑張って

 

慣れた頃に周りをゆっくり見渡すとのっぱらっ子にとっては
不思議な不思議な世界なのでしょうね

 


彼女は
学校とのっぱらのどちらが本当に優しいのか?
答えは出なかったのだけど

のっぱらの方が絶対に厳しいのだけど
自分の為になるのは
厳しさがあるのっぱらだって答えを出した

 

まだたった45ヶ月
これからの学校生活で

彼女が何を感じ
何を思い
自分をどうしていくのか
これからも見守っていきたいと思います

 DSCN3397

 

 


忘れ物の気持ち

2017/07/03

朝の会。

テーマは忘れ物。

「もってくる」

「わすれない」

と本人たちは言葉にするのですが、忘れた…が何日も続いていたのです。

 

「わすれちゃった…」

今日も同じ言葉が繰り返されました。

どうしたらいいのだろう。

みんなに関わることを忘れられていると、本人だけでなくみんなが困る。

 

「忘れちゃった…って聞いて、みんなはどんな気持ちがするの?」

と、子どもたちに尋ねてみました。

 

“気持ち”

 

自分が何を感じているのか?

 

初めはなかなか気持ちが出てこなかったのですが、子どもたちは自分の気持ちを探り始めました。

 

困る

悲しい

持ってきてほしい

持ってきてくれたらうれしい…

 

言葉にして伝えてくれました。

 

みんなが困ること、ひとが悲しむことをしているという事実。

それをどれだけ心で受けとめて、自分の気持ちを見つめて次にどうするかを考えられるか。

 

心に響かせるには、気持ちを伝える。

自分の気持ちを知ることで、ひとの気持ちも知る。

 

これから、“気持ち”を見つめることを大事にして保育をしていきたいと考えています。

 

DSCN3119


自然保育のっぱら


自然保育 のっぱら

園舎住所:飯田市愛宕町2744-2
連絡先:代表木下 09096685109