「自然保育のっぱら」は飯田市の森のようちえんです。
野あそびを取り入れた野外保育を行っています。

自然保育のっぱらには2歳児~5歳児の子供たちが、飯田市はもちろん飯田下伊那地区全域から元気に通っています。「生きる力を育む。1人1人が輝いて自分自身を生きる」「しぜんあそびを通して柔らかくたくましい体と心を育てる」「子どもの育ちを通して保護者、保育士が共に学び成長し合う」を理念に掲げ、地域・周囲の方々の力を借りながら共に力を合わせて子育ち、子育てを心から楽しんでいます。そして、私たち大人も子供と共に成長することを目指しています。

お客様が来る秋の日。テーブルを飾るドングリや草花を集めに山の中へ。もちろん保育士同伴ですが慣れた山ということもあり、力強く自分の足でしっかりと歩きます。

竹を切ってお皿づくり。保育園児がしっかりとノコギリを使います。最初からできたわけではないですが、出来るようになりたくてあきらめずにチャレンジしました。友達同士で話し合いをしつつ作業を進めています。


2015年度「飯田市起業家ビジネスコンペティション」に採択されました

自然保育のっぱらは、飯田市の地域活性化の取り組み「飯田市起業家ビジネスコンペティション」に採択されました。飯田市の特色ある有望な事業プランを持つ起業家を発掘し、当地域の経済団体、行政等が一丸となって、事業化および事業の成長をサポートするのを目的としたコンペでプレゼンをし、最優秀賞をいただいたことにより、飯田市のバックアップをいただけることになりました。
>>飯田市公式サイトによる発表「飯田市起業家ビジネスプランコンペの大賞が決定しました!」


信州やまほいく(信州型自然保育)認定制度の特化型に認定されました。


自然保育のっぱら
自然保育のっぱら

池にはまったながぐつ

2017/12/24

12月になりました

のっぱらの子どもたち、寒くても元気にもなみ園で遊びます

 

ある日の出来事です

 

Yちゃんの長靴が池の泥んこにはまりました

 

もなみ園では池に足がはまるとなかなか抜けなくて

やっと抜けたら足だけ抜けて長靴が埋まってしまうことがよくあります

その1回はまってしまった長靴を掘り出すのは

本当に大変!!!

 

いつもいつも大騒ぎの大事件!!になるのです

 

その日もみんなそれぞれ夢中で遊んでいました

その中

「はまったぁ~!!」

という声が聞こえたのです

 

夢中で遊んでいた子どもたち

その声を聞いて

遊びを放り出しスコップ片手に集まります

 

Yちゃんのために

 

一生懸命

 

誰も大人の顔色見ません

 

今は12月

手は冷たくなります

泥んこになります

 

冬なので

スキー用のブーツなのですが

それに茶色の冷たい水が染み込みます

 

その行為は

 

誰かに褒められたいから

ではなくて

 

Yちゃんのため

 

はまって靴下まで濡れてしまって困っているYちゃんのため

 

冷たくなって泥んこになっていく自分たちの手や足

そんなことはおかまいなし

 

その姿はかっこいい!!

涙が出ます

 

「あったぁ~~!!!」

 

真っ黒になった長靴

やっとやっと泥んこから出てきた!!

 

あれ?

そこにはYちゃんがいない

 

Yちゃん

足がはまって足だけ抜いた後

寒くて着替えに行ってたのでした

 

履き替えた靴下の上にビニール袋をはいて

その上から川で洗ってきれいになった長靴を履いてニッコリ

 

池から泥んこの姿で戻ってきた仲間たち

わずかにお日様の当たる場所をみつけてシートを出して着替えます

 

袖も泥んこ

靴下ぐっしょり

冷たい冷たい手と足

濡れているので上も脱ぎにくいし

下も靴下からズボンから全とっかえ

 

なんで?

なんでそんなに頑張れるの?

 

「だってYちゃんが長くつがないと困るから」

「Yちゃんのお母さんだって(長靴が出てこなかったら)悲しいよ」

寒さより冷たさより仲間のために行動できた喜び、誇らしさがにじみ出る

 

それをずっと立ち尽くして聞いて見ていたYちゃん

 

Yちゃんが言った

 

 

「みんながYちゃんのことを考えてくれて嬉しい」

「Yちゃんのお母さんのことまで言ってくれとった」

 

涙がぽろぽろ出てくるYちゃん

 

「だけどYちゃんはYちゃんのことを(自分の事だけ)考えとった」

何かがYちゃんの心に刻まれた

 

 

自分が大事

自分が1番

世の中そんな大人ばかりの社会

自分さえよければいい

世間で何が起こっていても見て見ぬふり

世間の事件は他人事

何も感じない

 

でも

のっぱらでは

仲間のことは自分のこと

仲間の気持ちを考えて行動することは普通のこと

 

自己犠牲からの行動ではなくて

仲間に貢献することの喜びを感じている子どもたち

 

そんな子どもたちを見てどうしても涙が出てしまうのです

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のっぱら親子ぐみのママから

2017/11/06

のっぱら親子ぐみに参加されているママから感想をいただきました。
親子ぐみの活動は子どもたちはもちろん!ママたちも幸せでいられる場所です。
ママが幸せだと子どもも幸せ♥の法則が実感できる場です。
子どももママもありのままでいてもいい場所なのです。
自然は人を優しく広く受け止めてくれます。
自然の優しさに子どもたちの天使のような無邪気さと優しさに大人は涙してしまうのです。

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のっぱら親子ぐみの募集をみて

二人目が産まれ思うように遊んであげれず

外遊びが好きな息子におもいっきり遊ばせてあげたいと思い

のっぱら親子ぐみ参加しました。

 

当時…他の子と比べことばの発達が遅く、ダメといったことばかりする息子。

あぶないから、まだ分からないから、人の目もあるからと、

ちゃんとしつけをしなきゃと、怒ってばかりで自己嫌悪になったり、

子供に必要とされているのか、自分の接し方が悪いのかと悩み続け、

正直自分の笑顔はもちろん息子の可愛い笑顔もわからなくなってました。

 

初めての親子ぐみで息子に

「自由に遊びたいんだね 」

「ここなら危なくないからおもいっきり遊べるよ」

と認めてもらった息子はのびのび遊び、

 

「ここなら危なくないからお母さん遠くで見てても大丈夫だよ」

って言ってもらい、

久しぶりに息子がとてもいい表情で笑ってる姿や、

のっぱらの子供たちが自分達で考えながら

話し合いながらおもいっきり遊んで

先生たちは子供を信じて見守って

子供達で考えを受け止めている姿を見て

 

自分はなんのために怒ってたんだろう

何と息子をくらべてたんだろう

息子を信じてあげれてなかった

と気づかされ

帰りの車で満足そうに寝てる息子のかおを見て

何度も泣きながら帰りました。

 

それから親子ぐみ参加を重ね、

好奇心が強かった息子は自由に動けて認めてもらえる喜びと、

これ以上すると危ないんだ、痛いんだ、

と自分のできること出来ないことを自然に優しく教えてもらい、

自分で考えながら動いたり、周りの様子を少しずつ見れるようになりました。

 

あたしは少し離れて見守れるようになり、

息子を信じてあげたい、

認めてあげたい、

たくさん笑って過ごせるようにしたいと思えるようになりました。

 

子供は言葉がなくても感じてるんですね。

自分を認めてもらったり

母が笑ってると息子も幸せそうです。

 

前はあんなに追いかけても振り払ってた手を、

今では、遊びに行きたいときに

「さぁいくよ!」

とばかりに手を差し出してくれるようになりました。

その時のニヤリとした顔や姿がとてもかわいくてたまりません。

 

これからもいろんな悩み、悲しいこと、見失う時もあるかもしれません。

でも「これからもいつでも遊びにおいで」って言ってもらい

わたしたちを認めてくれる場所、心から楽しめる場所がこれからもずっとあると思うと救われます。

 

のっぱらの自然、先生、子供たちが気づかせてくれ、いっばい感じさせてくれます。

本当にありがとうございました

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キツネが見せてくれた生と死

2017/11/03

今年もムッレ教室が始まった
(森のムッレ教室は、スウェーデンで始まった5〜6歳児を対象にした環境教育プログラムです)

 

子どもたちが自然と向き合い自然を知るプログラムだ
のっぱらでは年長の秋になると特別の時間が森で始まる

 

それは、森の中を歩いていた時だった!

 

何かがいる!?

動物だ!!

キツネだ!!

道の端に丸まって目を閉じてじっとしている

死んでる?

ううん、お腹が上下に動いている

生きている

なんで逃げない?

あったかいからここにいるの?

 

子どもたちはキツネをびっくりさせないよう、誰も喋らない
踏んだ草の音もたてないようにそっと歩いた

 

これが子どもたちとキツネとの最初の出会いだった
1回目の出会いは喜びと感動だった

 

 

1週間後のムッレ教室

 

また同じ場所を通った

なんだか変な匂い

 

キツネは・・・・

 

一瞬で分かった

 

もう命がない事が

 

子どもたち固唾を呑む

 

半分腐敗が進みキツネの体は前とは違っていた

そこには虫たちの営み

なんともいえない腐敗臭

 

誰も何も言わない

ただそこに佇む

 

1週間前確かにここに命はあったのだ

今はもう物体となったキツネの体

 

 

静かに手を合わせた

 

 

後から子どもたちに聞いた

キツネさん死んでいたのは分かった?

 

うん、分かった

 

大人は死んでいるとは言わなかった
子どもたちも死んでいるとは言わなかった

言葉はなくとも
恐らくこんな大きな動物の死は初めてでもそれが分かった

 

なんか悲しい
キツネがかわいそう

と表現した
表現したけれど、その言葉だけでは表せない、生まれて初めてのこの感情

 

嫌な気持ちや気持ち悪いとかそういった感情は全くない

命があったのに今ここにはなくなった、
という事実を一生懸命心で受け止めようとしている

 

またあの道を通るのか?と私は聞いた

 

また通る

 

いつもは埋めるのにどうして今日は何も言わなかったの?

 

このまま見た方がいい
と子どもたち

 

いつも動物たちの死と出会ったときは
(モグラやネズミなど小動物やカエルや虫たちとの死やと出会いは日常的にある)
子どもたちは土の中に埋めて手を合わせる

 

しかし、今日はキツネに対してはなんだか
埋めるという行為よりも

その過程を
森で生まれたキツネが森に還っていくその過程を見届けた方がいいと言うのだ

 

それがキツネの命に関わったものとして自分たちのできる事なのだと言うかのように
揺るぎない眼差しでうなづく子どもたち

 

私は覚悟を決めた

 

キツネが見せてくれた生と死

 

それに真摯に向き合う子どもたち

 

子どもたちが何を感じ何を思うのか?

子どもたちの柔らかい心に何が刻まれるのか?

 

見守っていきたいと思う

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自然保育のっぱら


自然保育 のっぱら

園舎住所:飯田市愛宕町2744-2
連絡先:代表木下 09096685109