のっぱら卒園児の話

2018/04/24

春にのっぱらを卒園して入学したての子の話

 

 

クラスには色んな友だちがいて嬉しかった

のっぱらよりもたくさんいるの

 

その中にとても不思議な子がいたの

Aくん

 

 

入学式の次の日私が「おはよう!」

って言ったらAくんは笑いながら

胸をバン!!って押して私は頭を打ったの

 

悲しかった

痛かった

嫌だった

訳が分からなかった

 

その時はびっくりして

やっと

「やめて!」って言った

知らん顔された

 

学校に行きたくない!!って思った

のっぱらにはこんな子いなかった

悲しい気持ちになるなら行きたくない

 

お母さんとお父さんが言った

「それでいいの?」

 

やっぱり行きたいと思った

家でその子にどうやって伝えたらいいか練習した

お父さんとお母さんと一緒に

 

次の日優しく伝えてみた

「やめよう!」

 

Aくんはそれから押すのをやめてくれた

 

でも、Aくんはクラスの色んな子に嫌なことを相変わらずやる

 

私は伝え続けた

「やめよう!」

 

仲間がAくんにやられてたから学校休めないって思った

助けるから休まない!

 

私は伝えた

「やめようよ!」

 

でも、Aくんはやめなかった

 

お父さんとお母さんと話をした

 

Aくんがこのままだと1人になっちゃう

いるとこなくなっちゃう

どうにかしないと

どうしたらいいのだろう?

 

私は先生に話をした

Aくんの意地悪のことをちゃんとAくんと話がしたい!

 

ほんとはクラスのみんなと話がしたいけど

休憩中だから

私が話をした方がいいと思った

 

先生が呼んでくれて話をした

 

「30人友だちなのになんで意地悪するの?

しない方がいいんじゃない?」

Aくんはよそ見してたけど

 

「分かった」

 

って言ってくれた

 

嬉しかった

 

それからねAくん、

相変わらず

嫌なことは言うけど押さなくなったよ!

 

でね、最近

「遊ぼう!」って言ってきて一緒に遊ぶんだ!!

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