「自然保育のっぱら」は飯田市の森のようちえんです。
野あそびを取り入れた野外保育を行っています。

自然保育のっぱらには2歳児~5歳児の子供たちが、飯田市はもちろん飯田下伊那地区全域から元気に通っています。「生きる力を育む。1人1人が輝いて自分自身を生きる」「しぜんあそびを通して柔らかくたくましい体と心を育てる」「子どもの育ちを通して保護者、保育士が共に学び成長し合う」を理念に掲げ、地域・周囲の方々の力を借りながら共に力を合わせて子育ち、子育てを心から楽しんでいます。そして、私たち大人も子供と共に成長することを目指しています。

自然保育のっぱら


2015年度「飯田市起業家ビジネスコンペティション」に採択されました

自然保育のっぱらは、飯田市の地域活性化の取り組み「飯田市起業家ビジネスコンペティション」に採択されました。飯田市の特色ある有望な事業プランを持つ起業家を発掘し、当地域の経済団体、行政等が一丸となって、事業化および事業の成長をサポートするのを目的としたコンペでプレゼンをし、最優秀賞をいただいたことにより、飯田市のバックアップをいただけることになりました。
>>飯田市公式サイトによる発表「飯田市起業家ビジネスプランコンペの大賞が決定しました!」


信州やまほいく(信州型自然保育)認定制度の特化型に認定されました。


自然保育のっぱら
自然保育のっぱら

池にはまったヨォ〜‼️

2021/11/05


もなみ園にある池。いや、元池。元ビオトープ。
年々落ち葉が積み重なり、今は一部沼。


そこに何年か前からか必ずはまる子がいる。


その沼にはまると自分では抜け出せない。誰かに助けてもらえないと抜け出せないのだ。

今年もはまった。


「Cちゃんがぁはまったってぇ〜‼️」誰かが叫んだ。


それを聞きつけた子どもたち。ショベルを持って駆けつける子。とりあえずその子の様子を見に行く子。


膝まではまってしまったCちゃん。困って泣いている。


みんなでCちゃんを囲んで引っ張ってみたりショベルを使って泥をかきあげたりしている。


どうやっても助けられない。

そのうちに泥の中に手を突っ込んで直接の足を引っ張ろうとする方法を試みる。


みんな自分たちだって沼にはまるかもしれないのに。


やってもやっても助けられない。


いよいよ本気の本気でやらないと本当に助けられないぞ!と子どもたちはもっと本気になっていった。

本気になればなるほど自分たちが泥んこになっていく。


みるみる子どもたちの服は黒い色になっていく。どの子も必死。もう顔も帽子も泥が跳ねていく。


しかし、一生懸命にやって自分たちの力だけでは無理だと思ったのだろう。大人に助けを求めた。

子どもたちの必死さに引っ張られ大人も知恵を出す。大人も自分たちがはまったら抜け出せない事を知っていた。

大人がCちゃんの手を引っ張って子どもたちが脚を引っ張って、体を引っ張って・・・


やっとCちゃん脱出‼️

だけど、片方の長靴は沼の中。


Cちゃんの手を引いてお世話をする子。

Cちゃんのもう一つの長靴を洗う子。

Cちゃんの沼の中にある長靴を探す子。


自分の事そっちのけでCちゃんの事をやる。


沼にはまったCちゃん以外の子どもたちも泥んこの真っ黒。

10月とはいえ水は冷たい。

ベッタリと張り付いた水と泥は重くて寒い。


それでもみんながみんないい顔をしていた。

キラキラしていた。


お互いの泥んこを笑い合いながら着替える。

なんだかその場が1つになっていた。


池にはまった事件の次の日の朝の会。

Cちゃんの事、沼にはまって大変だったけど泥んこになりながらみんなで助けた事。


みんなどんな気持ちだったのかな?


「絶対に助けるぞ!って気持ちだったよ」

子どもたちが手で精一杯背中まで伸びるぐらい大きな輪を作って、気持ちの大きさを教えてくれた。


あの場にいた子どもたちみんな助けたい気持ちが大きかった。


いつも小さい子たちを助けてくれるけどいつもと昨日はなんだか違ったんだけどいつもはどんな気持ちなんだろう?


子どもたちは考える。


「助けたいなぁって気持ちはいつもはもうちょっと小さいなぁ」


いつもは小さいんだね。じゃあ、他にどんな気持ちあるかなぁ?


「面倒くさいなぁがこれぐらいあるなぁ」「あっ!僕も」「私も」


年長さんだしやらなきゃ!もある?


「あるある」うんうんと頷く子どもたち。


「僕は助けたいがこれぐらいで面倒くさいがこれぐらいで、やらなきゃ!がこれぐらいかなぁ」

それぞれが自分の心を見て大きさを手で教えてくれる。


えっ?、じゃあさぁ。なんで昨日は助けたいが大きくなったの?


「自分で助けたいって気持ちを大きくしたんだよ‼️」


えっ?自分で気持ちを大きくしたの?


うんうんとみんなが笑顔で頷く。


「昨日はさ、泥んこになったけど気持ちがスッキリしたんだ」

「ピンクの気持ちで(愛)助けてんだよ」

「前に自分も助けてもらった事あって、あの時の年長さんみたいだなぁって思った」

「自分でカッコいいなぁって思った」


昨日の子どもたちは100%小さい子を助けるぞ!って気持ちになっていた。


自分が汚れる事や自分もハマるかもしれない事とか自分も冷たい事とか全く無くってただその子のために自分の助けたい!!の気持ちを大きくした。

心を大きくする事を自分で決めてそして、全力で助けた。


子どもたちの顔は誇らしく自信に満ちキラキラ輝いていた。


この日の心の輝きはいつまでもこどもたちの心に残るだろう。


【こどもたちの話し合い】

2021/11/05

のっぱらでは、畑で野菜を育てています。
ある日、人参を見に行くとキアゲハの幼虫が何匹も葉っぱについていました。


人参大切なら、幼虫を取ったらイイんじゃない?と先生が聞いてみました。コレを言って、こどもたちがどんな返事をしてくれるのか内心ワクワク、ドキドキ♡


すると、こどもたち、キアゲハの幼虫もいのち、人間のいのちと同じだから。いのちは大切。可哀想だから殺さない。キレイな蝶になるから、僕たちも見たい。


でも、みんなが食べる人参が大きくならなくなっちゃうけどイイの?畑班のお母さんたちがんばって育ててくれていたよね〜と聞いてみてみました。


すると、こどもたちは悩み始めます。僕たちのためにがんばって畑の土作りをしてくれたお母さんたちのことを考えると、人参を大きく育てるためには幼虫は取り除いた方が良いのかな?でもキアゲハの幼虫はいのちで大切にしたい。どうしたらイイんだろうと悩むこどもたち。4日間、みんなで話し合い悩み、こどもたちだけで答えを出しました。


【キアゲハの幼虫を人参のために殺すというのはどうしても出来ない。だけど、畑班のお母さんたちが育ててくれたことにごめんねの気持ちが出てきた。だから、僕たちは、キアゲハをそのまま見守ることを決めた事とごめんねとありがとうの気持ちを伝えたい。】


そして、畑班のお母さんたちに、こどもたちの言葉で一生懸命に伝えてくれました。


畑班のお母さんたちが、がんばって土を耕してくれたのに、イモムシが食べちゃってごめんなさい。土とかを掘ってくれて、僕たちに大きくなーれと思って、人参を食べて欲しいと思ってくれていた。でも、キアゲハたちが食べちゃったからごめんなさいの気持ちと色々準備してくれていて、ありがとう。


こどもたちが伝えた気持ちが畑班のお母さんたちに伝わり、温かい気持ちで伝えてくれました。
可愛くて、青虫さんに気持ちがいったのがとっても伝わったよ。人参を食べたいって気持ちもあるし、土作りをしてくれた人のことも考えてくれたこと、青虫さんのいのちを考えてくれたこと、嬉しかったよ。みんなありがとう。


一生懸命考えてくれてありがとう。青虫ついたのは、みんなのせいじゃないよね。ごめんねじゃなくていいよ。畑班のことも、人参のことも、青虫のこともいっぱいいっぱい考えてくれてありがとう。


こどもたちだけで、キアゲハの幼虫のいのちや、こどもたちのことを想って人参を作ってくれていた畑班のお母さんたちのこと、いっぱい考え話し合ってくれたこどもたちの今を考え生きる姿に感動でした❣️


のっぱらの友情物語

2019/08/09

のっぱらには2歳児さんがいます

 

2歳さんは自分の気持ちに正直です

 

いつものっぱらの子どもたちが遊ぶもなみ園に着きましたが

2歳のKくんは行きたくありません

(もなみ園は少し下って川を渡ってまた上に上ると着きます)

 

「行きたくない!!」と言って泣き始めました

 

そばにいた年少さんの2人

 

Kくんに声をかけますが頑ななKくんです

 

大変だ!!

自分たちの荷物を置きに行きみんなにKくんの事を伝えに行きます

 

再度チャレンジです

 

 

「Kくん、いっしょに遊びたいから向こうに行こうよ!」

「いっしょに行って遊ぼうよ!」

と年少の3歳の子たち

 

頑なになっているKくんの心はまだ動きません

 

と!!!

 

年少さんたち、2歳児さんたちが1人、また1人やってきました

 

気づくと2歳児さん、年少さん全員集合!!

「どうしたの?」

「なんで行きたくないの?」

 

Kくん

「ママに会いたいの・・・・・」

 

Kくんのそばにいたみんな納得です

 

そっかあ~!!ママに会いたいのかあ~

 

「私もママに会いたいよ!」

「一緒にいたいよね」

「会いたいけど我慢してるよ!」

「一緒だね!」

 

なんて言われた瞬間

Kくん、フッと気持ちが和らぎ表情が緩みました

 

Kくん今度は向こうに行く!って言えなくて

帽子で顔を隠しておふざけ始めます

そこから年少さんたちは

「向こうのお手伝いに行ってくるよ!」と帰って行きました

 

小さいけれど心の大きい2歳児さんに後を託したのです

 

Kくんと同じ年の2歳児さんたちはKくんのおふざけに一緒におふざけして

お付き合いした後

Kくんの水筒、お着換え袋を颯爽と持って

Kくんを挟んで歩き始めたのです

1人の2歳児の子が振り向いて言いました

「嬉しい!!!!!」

 

「みんな~!!!Kくんが行くって!!!!!」

何事もなかったかのようにみんなはKくんを受け容れて

だけど気持ちは嬉しくて

受け入れてもらったKくんは

とっても嬉しくて嬉しくて!

こうやってのっぱらの子たちはみんなから優しさもらって

その優しさをみんなに渡していくのです

 

大人がねどんなに頑なになった心を溶かそうと思っても難しいのです

 

仲間の力は偉大です

仲間で思い合う力は相手の心に届くようです

 

そんなのっぱらの子どもたち

また仲間たちで育ちあいましたよ!


自然保育のっぱら


自然保育 のっぱら

           

園舎住所:〒395-0002 飯田市上郷飯沼3545
連絡先:代表木下 09096685109