年長さんたちの「決める」ことの大切さ

2022/11/03

今年ののっぱらの年長さんは3人のやんちゃな男の子たち。
いつも一緒に遊んで仲がいい。
とても気が合うようだ。

11月の初めに3人は登山に行く。
とても楽しみなようだった。
登山に行くから朝の会の前に少し早く来て
走って体力つけよう‼️との提案に
3人はやる気満々でよし‼️と気合いも入っていた。

 

 

しかし、のっぱらの大人たちは
少し早く登園する。。。
という事に大丈夫かなぁと少し心配もしていた。
3人のうち2人はいつもギリギリだったり遅れての登園が常だったから。

次の日、いつもギリギリか遅れていたBくんが爽やかな笑顔でいつもは来ないだろう時間にやってきた。
「おはよう‼️」
のっぱらの仲間も大人たちもビックリ‼️
どうして早く来れたの?の問いに
「早く行くって決めたんだよ。決めたらさ、あとはやるだけ‼️」

な、なんと‼️
早く行く‼️と決めたBくんはいつもより30分以上も早く1人で起きて遊ばないで準備して登園したのだ。
『決める』をやったBくんはとてもかっこよかった。

ところが、、、Aくんやって来ない。
仕方なくBくんとCくんと2人で走って園舎に戻るとやっとAくんが駐車場に立っていた。
Aくんは2人を見て呆然と立ち尽くし泣き始めた。
園舎にも中々入ってこれず、やっと入ってきた時は泣き腫らした目で暗い顔。

Aくんは2人と話がしたいと言った。
でも、悔しい気持ちと悲しい気持ちがいっぱいで言葉が出ない。
なぜ、遅くなっちゃったのか?弟が遅かったのもあったけど自分も遅かった。
気持ちはあったのになぜか遅れちゃった。

3人で話ししていて
Aくんは『決める』をやってないんじゃないか?という話になった。
今『決める』をやったらいい‼️

しかし、Aくん『決める』をどうやってやったらいいか分からない。
そこでCくん。

「まず気持ちを全部出したらいいよ!」

Aくんは悔しさと悲しさで号泣した。
2人は静かに温かくAくんが泣き尽くすまで見守った。

泣き尽くしたAくんは『決める』をやろうと言葉にした。だけど、力が入らない。うまく『決める』ができない。
Bくんが言った。

「ここ(胸の辺り)で決めるをやるんだよ!僕はいつもここで決めるをやってるよ‼️」

Cくんが言った。
「決めたらここ(胸の辺り)から声が出るんだよ‼️」

そして、とうとうAくんが

「早く来てみんなと走る‼️」と言い切った。

場の空気が変わった。

「うん、大丈夫だね。」
「うん、もう大丈夫だね」
BくんとCくんはAくんの顔を見て微笑んだ。

Aくんの顔は誇らしく輝いていた。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

『決める』という事。
実は人生は『決める』の連続だ。小さな『決める』から大きな『決める』までたくさんある。

たった6歳の早く起きて早く行く‼️という『決める』だけど、それは彼らにはとても大きな決断だった。

後日、またAくんの『決める』が揺らぎ
2人からまたアドバイスをもらったのだが
その時は2人は
「山に登りたい」じゃなくて「3人で山に登る‼️」なんだよ!と言っていた。
Aくんはもっと深いところ(お腹の辺り)で『決める』をやった。

変わりたいと思って生きている人はたくさんいる。
でも、実際に変わるのは自分で決断して行動した人のみだ。

私たち大人は逃げるのが得意だから
たくさん言い訳して
人のせいにして
環境のせいにして
『決める』から逃げる。

6歳の彼らから私たちは
『決める』事から自分の人生を変える
を学んだ。

子どもたちはすごい‼️
本当にすばらしい‼️

2022.10月