憧れのノコギリ
2015/10/31
爽やかな秋の空のもと
クルミを見つけに森の中へ行く事に。
前日、近くにある要らない竹をノコギリで切りながら森の中へ行っていた事を思い出した3歳児のAくんの手にはノコギリ。
それを見ていた2歳児のHくんも一緒に行きたいとノコギリを持とうとした時にCちゃんもやって来て一悶着。
ノコギリがあぶないなぁと思い保育士がさり気なく見守り
「交代しませんか?」
と言葉を掛けると一つお姉さんのBちゃんも
「それが、良いんじゃないかな」
とアドバイス。
みんなで森の中へ。
リズム良く、自分で見つけた竹をノコギリで切っていくAくん。
それを見ていたHくんは真似っこをしようと、
シャカシャカシュシュを繰り返すのだけど…
上手くノコギリが使えなくてリズムが作れず
「うぅん切れないなぁ」
と呟くとノコギリで怪我をした事のあるBちゃんがやって来て
「そうそう上手だよ」
「ノコギリが動かない(ずれない)方が良いんじゃないかな」
とアドバイス。
Hくんの「自分でしたいんだ」という思いを尊重して手を後ろにまわして対応したBちゃん素敵。
シャシャカンカンシューンシャカン
のリズムが森の中で続き
見てみると、自分の背丈程のためらいノコギリ跡がある事に惚れ惚れ。
切り落とすことはできなかったけれどいいんです。
自分が頑張ってトライしたこと、この結果に満足のHくんでした。
クルミを拾ってみんなの元に戻って行く、子ども達の誇らしげな後ろ姿に何だか笑ってしまうのでした。