〝心に寄り添う〝

2015/10/04

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今日は野草をみつけてお昼のお弁当のお供にてんぷらにする日。

登園の時からウキウキしていた3歳児のAちゃん。
お出かけの前に
リュックサックの中の野草を入れる袋を確認すると。
あれ?あれれ?
何処にもはいっていなーい。

Aちゃん

どうしよう?
困ったな。
はいっていないよ。
などなど複雑な思いから涙がポロリ。

暫く様子をみていると本人からの
「はいっていない。」
「もう一度見てごらん、違うところにはいっている事もあるよ。」の言葉に再度確認。
やはりはいっていない事がわかりました。
ここはあえて答えを直ぐに出して「大丈夫だよ。貸してあげるよ。」ではなく、本人からのアクションを待つ事を大切にしているのが、のっぱら流。

この保育士とAちゃんとのやりとりとココロの動きを気にかけていた周りの友だちが気づき、4歳児のMちゃんを先頭に友だちがその子の周りを囲んで、
ヒントを出し始めました。
「端っこのところじゃないの」「もう一度見るとあるかも」「チャックのところにはいってるんじゃないの」

皆んなが色んなヒントの後
4歳児のMちゃんが、「私の袋に一緒に入れようね。」

彼女の気持ちに寄り添ってくれたMちゃんの優しさ。Aちゃんの心の染み渡ったのではないかな?
皆んながその子の気持ちに寄り添うことってなかなかできない。
それができるなんてステキな子どもたち。

Aちゃん、次の日に
「ビニール袋2枚持って来たよ。」
と清々しい笑顔で教えてくれました。
一枚は忘れて困っている友だちに貸してあげる為との事。
なんという気づかい。昨日の出来事があったからこそのAちゃんの思い。

それから数日後のカレー作りの日。
ふと3歳児のAちゃんがカレーをお箸で食べていたので、
「スプーンはどうしたの?」と聞くと
「Mちゃんが忘れたので貸しているの。」
には優しさのお返しをさり気なくしているあなた達に素直に感動。

大人ではなくて仲間同志でのココロの繋がり。

心が育つって
優しさって
ありがとう。

あたしも、そぉーとAちゃんにスプーンを貸しました。