今年度のっぱら母たちからの手紙

2018/03/24

3月18日自然保育のっぱらの卒園式が終わりました。

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1年の終わりにのっぱらの保護者のみなさんから1年間の締めの感想をいただきました。

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暑い日、寒い日、雨、雪が降った日も子どもたちがどうしたいか?自分はどうしたいか、友だちはどうしたいか、その「話し合い」を基本にしてきた事は、大きな成長ですね。聞く耳を育ててくれました。自分の思いを言葉にする口を育ててくれました。どんなふうに思うのかを感じる心を育ててもらいました。
ただただ感謝です。

 

夏ごろからの変わり方は驚くばかりでした。「正直」になり「隠す」ということを嫌い、時にごまかしは多々しますが、先生方のおっしゃっていた通り、少し前の自分を省みることが出来、笑って周りにそれを伝えている彼女の姿は、のっぱらのみんな、先生、周りの環境が変えてくださった賜物です。彼女の育ち方に不安を抱いたときもありましたが、彼女の生き方そのものに勇気づけられ応援されて頑張れた場面もいくつもありました。そんな保育園時代を持たせてくださり本当に感謝しています。暑い日も雨の日も雪の日も子どもたちを見守って下さり、愛してくれて・・・長い間ありがとうございました。

 

年中の途中から自分の意見を言うようになり、大人の会話を何気なく聞き「こうすればいいんじゃない?」とか「これってどういうこと?」とか言うようになりました。これはきっとのっぱら的話し合いを常日頃からしているからだと思いますが、自分の子どもが産まれる前は保育園児というものは親や大人が何でもやってあげなければいけない人たちなんだと思い込んでいましたが、実際はこんなに何でもできるし考える人たちだったんだと実感した1年でした。

 

入園当初はなかなかのっぱらを楽しいと思っているかどうか分からないところもありました。でも年中さんとの繋がり、年長さんとの関わりも徐々に増え「のっぱらが楽しい」という軸にはブレがなくなってきているのを感じます。朝起きれなくて遅れてしまったり、体力的に辛くて気持ちが揺れたり、準備が面倒くさくなってしまったり、時に休みたいと言う事はあっても明日は行きたいと言うだろうと私も信じられるようになり子どもにそういう居場所をみつけられてよかったなあと思っています。

 

「めんどくさい」病が相変わらずですが、どんなにめんどくさくてものっぱらを休みたいと思うことはないようで、めんどくさいながらも片づけや準備を頑張っているところはすごいなあと思っています。嘘つく、誤魔化す、よくやっていますがそれも成長と言っていただき、日々の様子を丁寧に教えてくださってとても感謝しています。家ではついつい怒ったりイライラしてしまい反省するばかりですが、先生方のサポートや昼間の様子などが分かることで私自身もサポートしてもらっているなあと思います。

 

人の話を最後まで聞き、そして考えてから口に出す。ということがとても上手です。なので私も落ち着いて話ができます。そして、質問に対しても正確に答えることができ、そして細かいところまで覚えています。そこがすごいなあといつも感心しています。日々の中ですでにメリハリをつけて行動しているような気がします。仕事モード!やらないモード!めんどくさい、手抜きモード!のっぱらにいる子どもに、そして、先生方にたくさんこの育て方を教わり、そして、実行する・・・・これが本当の子育てという感じがします。こんな実感を周りのママたちに伝えたいです。私は何の意欲もない時期からは抜け出し、新しい自分になりかけていて、そして、この先もどんどん変わっていく気がします!

 

自主的に動ける子どもは日本ではまだまだ少数派だけど、こういう保育が常になれる日が早く来るようにのっぱらをこれからも応援したいと思いました。

 

今目の前のことに夢中になる力
自分の想いを持ち言葉にして伝える力人に臆せず積極的に関わろうとする力
自分が好きで自分の力を信じていること
自分にできることで事態をよくしようと考え行動に移すところ
自然を愛し動植鉱物、有無機物、全てを愛し、仲間と捉えている感覚
自分の弱さに向き合う勇気
貢献したいという気持ちなど
娘の中の種が芽を出し根を張りました

「信じて待つ保育」を掲げそのまなざしを送ってくださった先生方とお友だち、もなみ園の豊かさが、娘の内に豊かな財産となりました。
毎日が楽しく幸せな幼児期を過ごした娘がこの先どんな葉を広げていくのか、わたしもずっとまなざしを送り続けようと思います。
お世話になりありがとうございました