自然との共生〜カマキリの人生だから〜
2018/10/04
のっぱらの秋です
今年は虫たちによく出会います
特にカマキリ
毎日、必ず何匹かに出会います
ある日
のっぱらの子がカマキリを2匹捕まえた
そしてそこに
バッタを2匹入れた
どうなるかは容易に想像できた
年長の子が言った
「それは違うよ!」
何が違うのか?
バッタがかわいそうとか言うのか?
「カマキリにはカマキリの人生があって、だから(人が)バッタをあげたりするのは違うんだよ!」
ん?
そこらへんにもカマキリはいっぱいいて
今まさにバッタを食べてるかもしれない
それとは違うの?
「それはそれでいいの。(人が)あげちゃうのがちがうの。カマキリは自分で生きるんだよ!」
なんだか
なんだか
大人、立ち尽くしました
バッタがかわいそうとか
そんな薄っぺらい考えではなかったのです
つまり
自然の中で生きるものたちに、人が簡単に介入することは違うのだと❗️
子どもが教えてくれたのです
自然の中には自然の摂理というものがあります
そこに人間はいとも簡単に
自分の欲や自己満足や興味本位で不躾に自然の中に入り奪っていきます
人間とは
なんと愚かで自分勝手な生き物なのでしょう‼️
私はなぜ自然保育をしているかというと
まずは自分の人生を生きて
自分を愛し大事にして
それから家族や仲間を愛し大事にして
社会や環境に対して他人事ではなく
自分の事のように愛して大事にしていく術を考えられる人になってほしいと
願っているからです
こんな子どもたちが増えたら日本は世界は
救われると本気で思っています
たかが虫の命の話です
ですが私はこの中に希望の灯火を見つけました
のっぱらの子どもたちが自然との共生を本気で考えて
持続可能な社会を生み出していく人になりますように