のっぱらの自然破壊〜大人は子どもに何を残せるか?
2019/02/01
のっぱらの活動場所
もなみ園
子どもたちが愛している場所
その近くで高速道路を作るための工事が始まった
馴染みの場所が様子を変える
散歩している時
年長の子どもたちが見てしまった
山が森が
ショベルカーやブルドーザーが山を削っているところを!
「山が壊れてる!!!!!!」
何度も連呼した
「山が壊れてる!!!!!!」
「山が壊れてる!!!!!!!!!!!」
その後、子どもたちに聞いてみた
何を思ったのか?
森がなくなったら動物たちの住む場所がなくなっちゃう
住む場所探さないといけない
動物たちは悲しいよ
動物たちは困ってるよ
大人はこの出来事が良いことか悪い事かと何も言わなかった
山を壊して
道路を作る
人が生きていく上では当たり前のこと
自然を破壊するのは良くないこと
道路を作ったら田舎は活性化し繁栄するかもしれないから良いこと
1つの出来事
見方を変えれば
よくも見えるし
悪くも見える
大人の感情を押し付けるのは簡単だけれど
私たちは
子どもたちが何を感じ
何を思うのかを大事にしようと思った
その後
それを見て叫んでた年長の子の1人の子が
年明けてから
こんなものを作って持ってきてくれた
むかーしむかーしあるやまに
さんびきのいのししがすんでおりました。
あるひとつぜんぶるどーざーおおかみがやってきました。
おおかみはもりのなかをあらしまわりました。
なのでいのししのおとうさんとおかあさんが
とっしんしていってぶるどーざーおおかみをふっとばしてしまいましたとさ。
おしまい
(母記)
風の音を聞き
鳥のさえずりを聞き
川の流れる音を聞き
日差しを感じ、感謝し
自然の恵みに感謝し
自然が作る色彩に感動し
雨に打たれ
暑さを感じ
寒さを身に沁みさせ
繰り返される季節の中で幼児期を過ごした子どもたち
大人がこの社会に残すこと
子どもたちは何を心に残すのだろうか?
そして子どもたちはどうするのだろうか?